浄土真宗の食事のことば
食前のことば
(合掌)
●多くのいのちと、 みなさまのおかげにより、
このごちそうをめぐまれました。
(同音)深くご恩を喜び、 ありがたくいただきます。
食後のことば
(合掌)
●尊いおめぐみをおいしくいただき、
ますます御恩報謝につとめます。
(同音)おかげで、 ごちそうさまでした。
2009年11月に新しい「食事のことば」が制定されました。
この新しい「食事のことば」には、とても大きな変化があるのです。
それまでは、最初の「多くのいのち」という表現のところが「みほとけ」でした。
しかし、これではキリスト教など他教による、
肉も魚も食物も神が造ったもの
という解釈と同じようになり、
これでは仏教の考え方と異なるのでは無いか
という考えから、
新しい「食事のことば」には
「多くのいのち」という言葉に変わりました。
「ごちそう」をいただいているという意識を持つことの大切さ。
ごちそうは漢字で書くと
「ご馳走」
になります。
馳走という漢字を更に細分化すると
「馬に也りて走る」となります。
私たちは毎日誰かの大変な思いと、多くの命を犠牲にして
用意していただいたものをいただいています。
ふと忘れがちな日々日常ではありますが、
「いただきます」と「ご馳走さま」
心を込めて感謝を申し上げたいものですね。
合掌
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